『神との対話』シリーズのウォルシュの『新しき啓示』を読み終えた。
組織宗教の教義に対する、〈神〉による批判があり、目からうろこ、革新的であり、キリスト教やイスラム教の保守的神学者にとっては一見、冒涜的にもとられかねないものがあり、ちょっとどきどきした。
この本を読みながら、禅の悟りの世界観や、精神世界の世界観、既存宗教の神学的世界観などにいろいろ思いを馳せながら、この、ウォルシュとやり取りをしている〈神〉の考え方が、これまで自分が知るもののなかで何に一番近いか検討したりしていた。一番近いと思えたのは、やはりカタカムナの潜象物理の世界観で、次に禅宗、そして執行草船の武士道の世界観も多少、共通するところはあると思えた。
以下、革新的と思える見解に感じたところを抜き出してみようと思う。
第7の新しき啓示
「正しい」とか「間違っている」ということはない。自分たちがどうありたいか、何をしたいか、何を所有したいかに照らして、有効なこと、有効でないことがあるだけだ。P208
自由は神の本質であり、神の核心である。
古いものを新たにし、拡大する霊性が重要である。人間の霊性は更新を必要としている。P221
新しい霊性(スピリチュアリティ)の信念を生きること。
その真実を生き、証明し、道を示し、光の担い手になりなさい。
光になろうと選択すれば、誰もが光になる。
あなた自身を導く光を、丘の上に置くなら、昨日と明日のあいだの淵に落ちているひとたちを助け、伝統の心地よさと革新の必要性のギャップを縮められる。
世界は自らを革新しなければならない。だが、未来を描くときには、過去を大切にしなさい。P223